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中村 彰夫; 藤野 威男
Journal of Nuclear Materials, 140, p.113 - 130, 1986/09
被引用回数:17 パーセンタイル:83.74(Materials Science, Multidisciplinary)比較的小さなノンストイキオメトリー領域(0≦x≦0.05)でのUOの高温での熱力学的挙動(酸素ポテンシャル:g(O),酸素部分モルエンタルピー,エントロピー:h(O),s(O)と組成xとの関係)を、600C≦T≦1400Cの温度域で文献に報告されているデータに基づいて、点欠陥熱力学の取扱いを用いて解析した。得られた酸素ポテンシャル-組成xの関係式は、実験室誤差内で様々の文献値と合うが、酸素の部分モルエンタルピー,エントロピー:h,sは、特にx0.01の領域で強い温度及び組成依存性を示す事が明らかとされ、大部分の実験値とは一致しない事がわかった。より広い温度域及び組成域での正確な実験データの必要性が指摘された。また提起された理論モデルの妥当性及び更なる改良についても議論を行なった。